Subversion
Subversion と Ranorex Studio
Subversion は、Apache が提供する中央管理型のバージョン管理システムです。
詳細については、Subversion の公式オンライン ドキュメント (http://svnbook.org) を参照してください。
Ranorex Studio は Subversion と連携するために、2 種類のアプリケーションを使用します。
- SharpSvn
Subversion と連携するためのライブラリです。 - TortoiseSVN
Subversion 用の Windows シェル拡張です。Ranorex Studio でファイル ステータスを表示するアイコン オーバーレイを提供します。
必要な動作要件を満たしていない場合、Ranorex Studio は以下のダイアログを表示します。

Subversion への Ranorex ソリューションの追加
Subversion の環境がセットアップされていて動作していることを確認してください。
既存の Ranorex ソリューション を Subversion に追加するには、Ranorex ソリューションの右クリック メニューから、ソース管理 > ソリューションをソース管理に追加 をクリックします。

新規の Ranorex ソリューション を Subversion に追加するには、新しいソリューションの作成ダイアログで、ソリューションをソース管理に追加 オプションを有効にします。

ソース管理ウィザードが表示されます。
以下の手順に従ってください。
ソース管理プロバイダーとして Subversion を選択します。

リポジトリの URL を指定します。

Subversion サーバーの認証情報を入力します。

ソリューションを追加する、リポジトリのフォルダーを選択します。

ソース管理の対象/対象外にするファイルを、チェックボックスで指定します。

選択したファイルがソース管理に追加されます。

Subversion サーバーに変更をコミットします。

コミットが完了します。
ここまでの手順で、ソリューションがソース管理の対象となり、ローカル コピーが最新の状態になります。

Subversion からの Ranorex ソリューションのチェックアウト
Subversion の環境がセットアップされていて動作していることを確認してください。
ツール > ソース管理 > チェックアウト… をクリックします。

ソース管理ウィザードで、ソース管理プロバイダーとして Subversion を選択します。

リポジトリの URL を入力し、チェックアウト ディレクトリを指定します。

選択したプロジェクトがチェックアウトされます。

プロジェクト ビューのアイコン オーバーレイ
Ranorex ソリューションがソース管理下にある場合、Ranorex Studio のプロジェクト ビューでは、オーバーレイ アイコンが表示されます。
アイコン オーバーレイ | |
![]() |
ローカルで変更されていません。コミットを待機中の変更はありません。 |
![]() |
競合があります。 |
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変更されています。コミットされるのを待機中です。 |
![]() |
追加があります。コミットされるのを待機中です。 |

別バージョンの SharpSvn と TortoiseSVN の使用
プリインストールされているものとは別のバージョンの TortoiseSVN と SharpSvn を使用するには、自分でインストールする必要があります。
- http://tortoisesvn.tigris.org から、TortoiseSVN をダウンロードしてインストールします。
- https://sharpsvn.open.collab.net から、SharpSvn をダウンロードします。
TortoiseSVN のバージョンに対応したバージョンの SharpSvn を選択してください。 - ダウンロードしたファイルを解凍します。
- 解凍したフォルダーを、’Ranorex\Studio\AddIns\SourceControl\SubversionAddin’ にコピーします。
- Ranorex Studio を再起動します。使用する SharpSVN のバージョンが自動的に更新されます。