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このセクションでは、コマンドライン インターフェースからテスト実行ビルドを実行する方法について説明します。また、使用可能なコマンドライン引数とパラメーター、およびそれらの使用例についても説明します。
コマンドラインからのテストの実行は、以下の手順でおこないます。
コマンドライン インターフェースで、テスト実行ビルドがある出力フォルダーに移動し、テスト実行ファイル名を入力し、Enter を押下します。
コマンドライン引数を指定しない場合、テスト実行ビルドの作成時の設定 (ソリューション設定、TestRun 設定、レポート設定、など) でテストを実行します。
結果:
Ranorex Studio の RUN ボタンで実行した場合と同じように、テストが実行されます。ターミナル ウィンドウには、デバッグ情報が表示されます。
テストを実行すると、テスト結果を示す ErrorLevel 戻り値が返されます。
0 | テスト実行が成功 |
-1 | テスト実行がエラーにより中断 |
-2 | 指定した Ranorex Agent が見つからない |
42 | 有効なライセンスがない |
この戻り値は、継続的インテグレーション (CI) 環境でテストを実行する場合などで使用します。テストはこの値を自動的に CI システムに返します。
ここでは、使用可能なコマンドライン引数を説明するために、以下の構文を使用します。
/ | 引数は、スラッシュを付けて指定します。例: /help 。複数指定する場合にはスペースで区切ります。 |
: | コロンは、引数のパラメーターを示します。例: /reportlevel:Debug 。 |
| | パイプは、排他的な選択肢 (いずれかの一方) を示します。例: /reportlevel:Debug|Info 。コマンドライン インターフェース上では入力しません。 |
|| | 二重パイプは、包括的な選択肢 (いずれか一方、あるいは両方) を示します。例: /reportfile:<path name>||<report name> 。コマンドライン インターフェース上では入力しません。 |
{ } | 中括弧 (ブレース) は、オプションの引数を示します。例: /testrail {trrunid=<id>} 。コマンドライン インターフェース上では入力しません。 |
< > | 山括弧 (アングル ブラケット) は、プレースホルダーを示します。例: /reportlevel:<any integer value> 。コマンドライン インターフェース上では入力しません。 |
構文の例:
<test_project_name>.exe {/<argument1> /<argument2>:<parameter1>|<parameter2>} …
ほぼすべての引数は、短い形式と長い形式が使用できます。混在して使用することもできます。
原則的には、すべての引数はオプション (任意) です。テスト実行ファイルを引数なしで実行すると、ビルド時の設定で実行がおこなわれます。引数によって、これらの設定を簡単に調整できます。
以降に示す例で、中括弧 (ブレース) で囲われた部分はオプションであり、省略しても引数が機能することを示します。それ以外の部分は必須であり、指定しないと引数が機能しません。
/?|help
使用可能なコマンドライン引数とそのパラメーターの一覧を、コマンドライン インターフェースに表示します。
例:
RxDatabase.exe /?
テスト実行ファイル RxDatabase.exe で使用可能なコマンドライン引数を表示します。
/m|maintenancemode
テストをメンテナンス モードで実行します。
例:
RxDatabase.exe /m
テスト実行ファイル RxDatabase.exe を、メンテナンス モードで実行します。
メンテナンス モードについては、Ranorex Studio アドバンスト > ⇢ メンテナンス モード を参照してください。
/rl|reportlevel:None|Debug|Info|Warn|Error|Success|Failure|<any integer value>
例:
RxDatabase.exe /rl:Error
レポート レベルとして Error (=40) を設定します。レポート レベル Error 以上のメッセージのみがレポートに出力されます。
RxDatabase.exe /rl:110
レポート レベルとして 110 (=Success) を設定します。レポート レベル 110 以上のメッセージのみがレポートに出力されます。
/rf|reportfile:<path name>||<file name>
例:
RxDatabase.exe /rf:myReport_%Y
レポート ファイルを、”myReport_YYYY.rxlog” および “myReport_YYYY.rxlog.data” (つまり “myReport_2019.rxlog”) という名前で保存します。保存パスはデフォルト値が使用されます。
RxDatabase.exe /rf:myReports\myReport_%Y-%M-%D
出力フォルダーに myReports フォルダーを作成し、レポート ファイルを “myReport_YYYY-MM-DD.rxlog” および “myReport_YYYY-MM-DD.rxlog.data” (つまり “myReport_2019-11-23.rxlog”) という名前で作成します。
/zr|zipreport {/zrf|zipreportfile:<path name>||<file name>}
例:
RxDatabase.exe /zr
デフォルトのレポート ファイル名およびパスで、ZIP 形式のアーカイブ レポート (.rxzlog) を作成します。
RxDatabase.exe /zr /zrf:myZipReportsmyReport%Y
出力フォルダーに myZipReports フォルダーを作成し、ZIP 形式のアーカイブ レポートを “myReportYYYY.rxzlog” (つまり “myReport2019.rxzlog”) という名前で作成します。
/ju/junit
例:
RxDatabase.exe /ju
出力フォルダーに、ファイル名が .junit.xml で終わる、JUnit 互換形式のレポートのコピーを作成します。
引数 /rf および /zrf の <file name> パラメーターでは、以下のプレースホルダーが使用できます。
%Y | 現在の年 (例: 2018) |
%M | 現在の月 (例: 11) |
%D | 現在の日付 (例: 28) |
%T | 現在時刻 (例: 105214 => 10:52:14 am) |
%L | Run レベル (Run レベルを参照) |
%R | 現在の TestRun |
%H |
ホスト名 |
%S | テスト スイート名 |
%X | テスト スイートの結果 |
/vr|videorecording:Off|KeepFailedTests|KeepAllTests
{/vrs|viderecordingsource:Auto|Screen1|Screen2|Screen3|Screen4}
例:
RxDatabase.exe /vr:KeepFailedTests
ビデオ レポートを有効化し、失敗したテスト ケースの動画のみを保存します。
レポートについては、Ranorex Studio 基礎 > ⇢ レポート を参照ください。
/lcp|listconfigparams
/cfg|config:<setting name>=<value>
例:
RxDatabase.exe /cfg:adapter.defaultsearchtimeout=1500ms
adapter.defaultsearchtimeout に 1500ms を指定し、テストを実行します。
RxDatabase.exe /cfg:adapter.defaultsearchtimeout=1500ms /cfg:recorder.replay.generatereport=False
複数の設定は、スペース区切りで指定できます。
各種設定については、Ranorex Studio のシステム詳細 > ⇢ 設定 を参照してください。
/testrail /truser=<user name> /trpass=<password> {/trrunid=<id>|/trrunname=<name>}
例:
RxDatabase.exe /testrail /truser=johndoe /trpass=1234 /trrunname=Nightly
テストを実行し、その結果を、TestRail にある Nightly という名前の TestRun に同期します。ユーザー名として johndoe を、パスワードとして 1234 を指定して TestRail にサインインします。
TestRail 連携については、各種システムとの接続 > ⇢ TestRail 連携 を参照してください。
/jit|jiratasks:on|off|createlink||autohandle
{/jiu|jirauser=<user name or email>} {/jip|jirapass=<password or API token>}
例:
RxDatabase.exe /jit:createlink
テストを実行し、課題の手動処理を有効化します。資格情報が保存されている場合です。
RxDatabase.exe /jit:autohandle /jiu=johndoe /jip=1234
テストを実行し、課題の自動処理を有効化します。ユーザー名として johndoe を、パスワードとして 1234 を指定して TestRail にサインインします。資格情報が既にマシンに保存されている場合には、この情報を無視します。
Jira 連携については、各種システムとの接続 > ⇢ Jira 連携 を参照してください。
/ep|endpoint{:<endpoint name>}
/ep:<WebDriver endpoint> {/epc|endpointconfig:<configuration name>}
/ep:<WebDriver endpoint> {/epcfp|endpointconfigfilepath:<file path>}
例:
RxDatabase.exe /ep:iPhone5
iPhone5 という名前のエンドポイントでテストを実行します。
RxDatabase.exe /ep:WebDriver2 /epc:Windows7Chrome
WebDriver2 という名前の WebDriver エンドポイントで、Windows7Chrome という名前の endpoint configuration を使用して、テストを実行します。
エンドポイントについては、Web とモバイルのテスト > ⇢ エンドポイント を参照してください。
/lp|listglobalparams
/pa|param:<parameter name>=<value>
例:
RxDatabase.exe /pa:Version=9
テスト実行ビルドの作成時の値によらず、グローバル パラメーター Version の値として 9 を設定し、テストを実行します。
パラメーターについては、Ranorex Studio アドバンスト > データ駆動型テスト > ⇢ パラメーター を参照してください。
/ltcpa|listtestcaseparams:<test container>
/tcpa|testcaseparam|testcontainerparam:<test container>:<parameter name>=<value>
例:
RxDatabase.exe /tcpa:EnterName:Name=Jane
テスト コンテナー EnterName にあるローカル パラメーター Name の値として Jane を設定し、テストを実行します。
パラメーターについては、Ranorex Studio アドバンスト > データ駆動型テスト > ⇢ パラメーター を参照してください。
/ts|testsuite:<test suite path>
例:
RxDatabase.exe /ts:Introduction.rxtst
テスト スイート Introduction のみを指定してテストを実行します。テスト スイート ファイルが出力フォルダー (bindebug) 直下に配置されている場合には、ファイル名の指定のみで十分です。
RxDatabase.exe /ts:TestSuites\Introduction.rxtst
テスト スイート Introduction のみを指定してテストを実行します。テスト スイート ファイルが、出力フォルダーのサブフォルダーである TestSuites に配置されている場合、このようにパスの指定が必要です。
RxDatabase.exe /ts:RxDatabase.rxtst /ts:Introduction.rxtst
テスト スイート Introduction のみを指定してテストを実行します。最初に指定したテスト スイート RxDatabase は無視されます。
/tc|testcase|testcontainer:<test container>
この引数では、指定したテスト コンテナーとその子孫でチェックが入れられているテスト コンテナーのみを実行します。先祖や兄弟のテスト コンテナー、Setup/Teardown 領域は実行されません。このため、テストが失敗する可能性があります。
例:
RxDatabase.exe /tc:Introduction
プロジェクト/ソリューション作成時に作成された初期テスト スイートの配下にある、テスト コンテナー Introduction およびその子孫でチェックが入れられているテスト コンテナーを実行します。
RxDatabase.exe /ts:ImageBased.rxtst /tc:Image_B
テスト スイート ImageBased 配下のテスト コンテナー Image_B およびその子孫でチェックが入れられているテスト コンテナーを実行します。テスト スイート ImageBased.rxtst はプロジェクト作成時に作成された初期テスト スイートではないため、引数での指定が必要です。
RxDatabase.exe /ts:ImageBased.rxtst /tc:Image_B /tc:Image_A
上の例とほぼ同じですが、最初に指定されたテスト コンテナー Image_B は無視され、テスト コンテナー Image_A が実行されます。
/tcdr|testcasedatarange|testcontainerdatarange:<test container>=<rows>
例:
RxDatabase.exe /ts:RxDatabase.rxtst /rc:Database /tcdr:Data-driven_DB_Test=3-5
TestRun Database にあるテスト スイート RxDatabase を実行します。テスト ケース Data-driven_DB_Test のデータ ソースの 3-5 行目のみを使用します。TestRun を指定することで、対象のテスト コンテナーが実行対象になることを明示します。
データ範囲の指定方法:
Data-driven_DB_Test=3
3 行目を使用します。
Data-driven_DB_Test=3-5
3 から 5 行目を使用します。
Data-driven_DB_Test=3,5
3 および 5 行目を使用します。
Data-driven_DB_Test=3,5-8
3 行目、および 5 から 8 行目を使用します。
/rc|runconfig:<run configuration>
例:
RxDatabase.exe /rc:All
指定した TestRun にテスト スイートが一つしか存在しない場合に、これを実行します。テスト スイートが複数存在する場合には、エラーになります。
RxDatabase.exe /ts:ImageBased.rxtst /rc:All
TestRun All にあるテスト スイート ImageBased を実行します。
/mo|module:<module name>
例:
RxDatabase.exe /ts:ImageBased.rxtst /tc:Image_B /mo:TestDynamicImage
テスト スイート ImageBased にあるテスト コンテナー Image_B にあるレコーディング モジュール TestDynamicImage を実行します。
テスト スイートの実行および TestRun については、Ranorex Studio 基礎 > テスト スイート > ⇢ テスト スイートの実行 を参照ください。
/rul|runlabel:<custom value>
/runid:<custom value>
/sutversion:<custom value>
/a|agent:"<agent name>"|["agent tag"]|?
/a|agent:"<agent name>"|["agent tag"] /artifacts:<file pattern>
例:
RxDatabase.exe /a:"QA Agent"
QA Agent という名前の Agent でテストを実行します。
RxDatabase.exe /a:["Smoke Tests", Android]
Smoke Tests および Android というタグが付けられている Agent でテストを実行します。
Ranorex Agent の設定については、Ranorex Studio エキスパート > ランタイム/リモート実行 > ⇢ Ranorex Agent を参照してください。
Agent でのテストの実行については、Ranorex Studio エキスパート > ランタイム/リモート実行 > ⇢ Agent によるリモート実行 を参照してください。