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ほとんどの場合、標準のレポートを使用することが適切ですが、ニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。カスタマイズは大きなトピックのため、 2 つの章に分けて説明します。
この章では、カスタマイズの基本について学習し、コーディングなしでレポートの外観をカスタマイズするいくつかの例を取り上げます。
以下のスクリーンキャストで、この章で説明している内容を確認できます。
この章の説明は、サンプル ソリューションを使用しておこないます。サンプル ソリューションは以下からダウンロードできます。
任意のフォルダーに解凍します。
Ranorex Studio を起動し、ソリューション ファイル RxDatabase.rxsln
を開きます。
以下の図は、レポート データがレポートに変換される処理について示したものです。
Concept of Ranorex reporting
テスト実行中に収集されたデータは、XML 形式で保存されます。このデータは、XML ビューアー/エディターを使用して、Ranorex Studio 以外で開くこともできます。
Test data in XML format
.data
を付けた名前で保存されます。Report file and XML-data file
XML データは、CSS および XSL 仕様に基づいて、HTML を生成するために使用されます。
CSS and XSL specification files
XSL と CSS によって XML から生成された最終的なレポートは、プロジェクト ディレクトリの Reports
フォルダーに、HTML 形式で保存されます。
HTML-based report file and report as displayed in Ranorex Studio
レポートの生成手順を確認したので、次はレポートのカスタマイズ方法について確認します。標準レポートには影響を与えずに、Ranorex Studio 上でカスタマイズする方法があります。
プロジェクト ビューで、新しいテンプレート フォルダーが作成されたことが確認できます。
NewCustomTemplate1 folder in projects view
プレビュー ファイル
必要に応じて、複数のカスタム レポート テンプレートを作成できます。ただし、テスト スイートでアクティブにできるのは 1 つだけです。
追加のカスタム テンプレートは以下の手順で作成します。
プロジェクト ビューに、追加のテンプレート フォルダーが表示されます。
Example for multiple custom report templates
カスタム レポート テンプレートの名前を変更できます。
Renaming a custom report template
Error if the template isn’t reapplied.
この機能は、以下の場合に使用します。
カスタム テンプレートの使用を中止したい場合、いつでもデフォルトのテンプレートに戻すことができます。
Ranorex standard report template
Ranorex Studio には、カスタマイズされたレポート テンプレートを処理するための特別なメカニズムがあります。レポート テンプレートに外部ファイル (自社ロゴの PNG ファイルなど) を含めたい場合、デフォルトではこれらのファイルは処理の対象外となっているため、このメカニズムの理解は重要です。
テストを実行すると、Ranorex Studio は、テスト実行に必要なすべてのファイルを、プロジェクトの出力フォルダー (binDebug
) にコピーします。これらのファイルには、カスタム レポート テンプレートとして生成される標準ファイルは含まれますが、ロゴなどの外部ファイルは含まれません。外部ファイルは、設定された場合のみコピーされるため、したがってデフォルトではレポートに表示されません。この設定手順については、次のセクションで説明します。
以下の図は、この処理の概要を示したものです。前述のとおり、この処理に外部ファイルを含める場合、特別な設定が必要です。以降のセクションで、その設定方法について説明します。
デフォルトでは、Ranorex Studio はレポート処理で内部ファイル (.rxlog, rxlog.data, .css, .xsl) のみを扱い、これらのファイルのみを出力フォルダーにコピーします。カスタム レポートにロゴなどの外部ファイルを表示するには、この処理にこれらのファイルを手動で追加する必要があります。
カスタム レポート フォルダーにコピーされたファイルは、最初はプロジェクトの一部ではないため、レポート処理にも含まれていません。プロジェクト ビューでグレイアウト表示されています。
Reports
フォルダーにあるファイルのバージョンが出力フォルダーのものより新しい場合のみコピーがおこなわれます。出力フォルダーにファイルがない場合には常にコピーがおこなわれます。この例では、レポートの背景色を変更し、Ranorex ロゴをカスタムのものに置き換えます。この例は、章の冒頭でダウンロードできるサンプル ソリューションを使用しています。
サンプルのロゴを用意しました。緑色の背景部分の HEX 値は #ACDB6B
です。
ロゴを置き換えるには CSS ファイルの変更が必要です。
ロゴのカスタマイズ
マージンの調整
レポートの内容を変更するための多くのオプションがあります。ここでは、基本原則と、レポートをカスタマイズするための 3 つの例を説明します。最初の例では、”Computer/Endpoint” の代わりに、”username” を表示するカスタマイズをおこないます。
Replacing Computer/Endpoint with user name
“Computer/Endpoint” エントリを “Username” エントリで置換するには、以下の手順でおこないます。
XSL ファイルの “Computer/Endpoint” を “Frog user” に置換します。
XSL ファイルの @host
変数を @user
変数に置換します。
Report username customization
Report with customized username
この例では、特定の種類のレポート メッセージのフォーマットを変更します。
以下の図で示されるように、Success レベルのメッセージは、デフォルトでは緑色で表示されていますが、これを 太字の青色 に変更します。
Customized Success message
この例では、レポートから情報を削除します。これは単純に、レポートのスペースを開放したい場合に便利です。
この例では、レポート メッセージの Time カラムを削除します。
Custom report without Time column