Web テストの作成

この章では、レコーディング、実行、レポートの確認までおこなう、シンプルな Web テストを作成します。

テストの定義

テストは以下の手順でおこないます。

ブラウザーを起動し、次の URL www.ranorex.com/web-testing-examples/ を開きます。
ページ上部に Ranorex のロゴが表示されていることを確認します。

Open dialog をクリックします。
OK をクリックして、ダイアログを閉じます。

ブラウザーを閉じます。

新しい Web テストの作成

⇢ RocketStart ウィザード を使用して、新しい Web テストを作成します。

Ranorex Studio のスタートページで、New test solution using wizard… または、ファイル > 新規作成 > ソリューション (ウィザードを使用)… をクリックします。
Web をクリックします。
ウィザードの指示に従います。ソリューションに WebTest をいう名前を付けます。ブラウザーとして Mozilla Firefox (事前にインストールしてください) を選択し、URL に www.ranorex.com/web-testing-examples/ を指定します。

前の手順で選択したブラウザーへの操作のみが記録されるよう、レコーディングの設定では、ブラウザーをホワイトリストに追加 を選択します。デスクトップ アプリなどの操作も記録したい場合には、ホワイトリストを使用しない を選択します。
最後の画面で、完了 をクリックすると、作成したソリューションが Ranorex Studio で開かれます。

ソリューションが以下のように作成されます。

テスト スイート ビュー
テストを作成および制御する場所です。
このプロジェクトには、あらかじめ構築されたシンプルなテスト スイートが含まれています。テスト スイートには、ブラウザーを起動し URL へ遷移する OpenBrowser、テスト アクションを記録するための空の Recording1、ブラウザーを閉じる CloseBrowser という、3 つのレコーディング モジュールを含むテスト ケースがあります。
レコーディング モジュール ビュー
Recording1 のレコーディング モジュール ビューで、テスト アクションのレコーディングと管理がおこなえます。
空のアクション テーブル
アクションをレコーディングすると、ここに表示されます。

テストのレコーディング

レコーディングを開始する前に、Firefox が起動していて www.ranorex.com/web-testing-examples/ が開かれていることを確認してください。ここまでの手順は既にプロジェクトに含まれているため、レコーディングしません。

確認が完了したら、レコーディングを開始します。

レコーディング モジュール ビューで、RECORD をクリックします。Ranorex Studio が最小化されます。
Recorder コントロールパネルが右下に表示されます。

ロゴのバリデート

Recorder コントロールパネルで、Validate をクリックします。

マウスを Ranorex Studio ロゴの上に移動し、以下のスクリーンショットのように、紫色の枠で囲われたことを確認し、クリックします。

ウィンドウが表示されます。正しいイメージが表示されていることを確認し、次へ をクリックします。
バリデーションの設定画面が表示されます。今回は、ロゴが存在 (Exists) し、可視である (Visible) ことを確認します。いずれの属性も、既定で選択されています。確認し OK をクリックします。

ダイアログのオープンと確認

ブラウザーで、Open dialog をクリックします。シンプルなダイアログが表示されます。
OK をクリックしダイアログを閉じます。

最後に、Recorder コントロールパネルで Stop をクリックし、レコーディングを完了します。

結果

Recorder コントロールパネルが非表示となり、Ranorex Studio が再度表示されます。

レコーディングされた 3 つのアクションが表示されたアクション テーブル
レコーディング中に使用された 3 つの UI 要素に対応するリポジトリ アイテムが登録されたリポジトリ

テストの実行とレポートの確認

テストを実行し、レポートを確認しましょう。

すべての Firefox のインスタンスを終了します。
WebTest.rxtst タブをクリックしてテスト スイート ビューに切り替え、RUN をクリックします。

レポート

テストが終了するとレポートが表示されます。今回の場合には以下のようになります。

すべてのアクションが正常に実行されたことが表示されています。